校長挨拶

 

北海道札幌工業高等学校の公式ウェブサイトを御覧いただき、ありがとうございます。

 札工(サッコウ)の愛称で地域から親しまれている本校は、大正5年(1916年)、地域の強い要請のもと、北海道庁立札幌工芸学校として開校いたしました。その後、昭和23年(1948年)に北海道札幌工業高等学校と校名を改称し、今日まで108年にわたる歴史と伝統、実績を築いてまいりました。

 本校全日制課程の目指す学校像(スクール・ミッション)は、

◯キャリア教育を通し、自己のキャリア形成により、自己の在り方生き方を考え、主体的に進路を選択する生徒の育成
◯豊かな人間性や社会性を培い、自立した社会人・職業人となる生徒の育成
◯自立した人間として他者と協働しながら創造的に生き抜く職業人となる生徒の育成

としており、地域の皆様から期待される社会的役割を、教職員一丸となって果たしてまいります。

 本校には、全日制課程に、機械科、電気科、建築科、土木科の4学科8学級、定時制課程には、機械科、電気科、建築科の3学科3学級が設置されており、「重厚堅実」の校訓の下、いつの時代も未来を創っていくのはテクノロジーであることを実現していく生徒の育成を図っています。

 とりわけ、工業の専門的な知識や技術を身に付け、それらを他にも越境して活用していく資質・能力の育成に力を入れており、多くの生徒が資格取得に意欲的に取り組み、ボイラー技士、電気工事士、施工管理技術検定などの国家資格を取得しています。

 また、部活動も大変盛んで、支部大会、全道大会を勝ち抜き、全国大会で活躍する生徒が数多く育っています。さらに、工業高校ならではの「高校生ものづくりコンテスト」「ロボット競技大会」「ジャパンマイコンカーラリー大会」などにも多くの生徒が挑戦し、全道大会、全国大会で成果を挙げております。

 今後とも、札工生の健やかな成長のため、保護者、地域、同窓会そして札工振興会の皆様には、本校の全道屈指の工業教育に御理解と御支援をいただきますよう、よろしくお願いいたします。

                                                令和6年(2024年)4月1日  
                                                北海道札幌工業高等学校  
                                                校長 諸 橋 宏 明