学校長挨拶

 北海道札幌工業高等学校の公式ウェブサイトを御覧いただき、ありがとうございます。


 札工(サッコウ)の愛称で地域から親しまれている本校は、大正5年(1916年)、地域の強い要請のもと、北海道庁立札幌工芸学校として開校いたしました。その後、昭和23年(1948年)に北海道札幌工業高等学校と校名を改称し、今日まで109年にわたる歴史と伝統、実績を築いてまいりました。

 本校の目指す学校像(スクール・ミッション)は、今年度から全日制、定時制ともに改め、「テクノロジーで未来を創る 人づくり」となりました。
 このスクール・ミッションは、今後ますます地域と連携した最新のテクノロジー(工業技術)を学ぶことができ、その技術を実践的に身に付けるための高校として、持続可能な北海道の発展に貢献する人材育成を目指していく、私たち教職員の覚悟でもあります。

 本校には、全日制課程に、機械科、電気科、建築科、土木科の4学科8学級、定時制課程には、機械科、電気科、建築科の3学科3学級が設置されており、「重厚堅実」の校訓の下、いつの時代も未来を創っていくのはテクノロジーで
あることを実現していく生徒の育成を図っています。

 とりわけ、工業の専門的な知識や技術を身に付け、それらを他にも越境して活用していく資質・能力の育成に力を入れており、多くの生徒が資格取得に意欲的に取り組み、ボイラー技士、電気工事士、施工管理技術検定などの国家資格を取得しています。

 また、部活動も大変盛んで、支部大会、全道大会を勝ち抜き、全国大会で活躍する生徒が数多く育っています。つい先日も、ボクシング部の全国大会で男子が第3位、女子が優勝、第2位となる快挙を遂げています。
 さらに、工業高校ならではの「高校生ものづくりコンテスト」「ロボット競技大会」「ジャパンマイコンカーラリー大会」などにも多くの生徒が挑戦し、全道大会、全国大会で成果を挙げております。

 今後とも、札工生の健やかな成長のため、保護者、地域、同窓会そして札工振興会の皆様には、本校の全道一である工業教育に御理解と御支援をいただきますよう、よろしくお願いいたします。

                                                                                                                                          令和7年(2025年)4月1日  

北海道札幌工業高等学校長 諸 橋 宏 明