◎ 実施科目
機械科
工業技術基礎(1年)
ア 自作した部品を組み立てて、シャコ万力という工具の製作を行う。(手仕上げ加工)
イ 回転させた金属材料を切削工具という刃物を用いて削り、シャコ万力の部品を製作する。(切削加工)
ウ 金属材料の硬さや強靭さ、もろさなどといった性質を調べる。(材料試験)
エ トタン板を切ったり、曲げたりしてブックエンドの製作を行う。(板金加工)
これらを通して工業の基礎的な知識や技術、態度などを学ぶ。
工業情報数理(1年)
ア コンピュータの基本操作と文書作成の基礎的な知識と技能、およびデータの取り扱い方を学ぶ。
イ 物理量および単位の換算法、および工業事象の計算のための基本的演算の仕方を学ぶ。
実習(2年)
ア 熱した鋼を叩いて鍛え、「たがね」など工具の製作を行う。(鍛造)
イ 熱で溶かしたアルミ合金やスズ合金などを鋳型に流し込んで、ペントレイやブローチなどの製作を行う。(鋳造)
ウ プログラミング言語Arduinoを用いて制御技術を学ぶ(機械制御)
エ 旋盤という工作機械を用いて、段付丸棒など金属材料の加工を行う。(機械加工)
製図(2年)
ア 機械製図について、製図用具とその使い方、文字と線の書き方、基本的な図形・投影図・立体的な図・展開図
など基礎的な図形の表し方などを学ぶ。
機械工作(2年)
ア 機械工業で使用されている材料の種類や性質、用途、そして溶接、鋳造、表面処理などといった各種加工や処
理技術を学ぶ。
実習(3年)
ア 金属同士の接合及び切断を学ぶ。(ガス溶接・溶断、アーク溶接、エアプラズマ切断機)
イ コンピュータで設計図などの図面を書く。(CAD)
ウ コンピュータ制御の工作機械を用いてプログラミングや、適切な加工方法などを学ぶ。(NC旋盤)
エ 旋盤という工作機械を用いて、ねじ付き段付丸棒など金属材料の加工を行う。(機械加工)
製図(3年)
ア 特別な図示法や寸法記入法、公差や表面性状などを学ぶ。
機械工作(3年)
ア 切削加工の原理と方法、測定の意味及び精度と誤差、生産管理に関することなどを学ぶ。
課題研究(4年)
ア 切削加工と仕上げ加工の実践。
イ マシニングセンタによる自動加工の実践。
ウ 3DCADでの立体的な設計図製作の実践。
エ 板金加工の実践。
学んだことの集大成として、応用力や自力で疑問を発見し解明しようとする「課題発見・解決」力を身につける。
実習(4年)
ア 自動車エンジンの分解・組立を行い、その仕組みや原理を学ぶ。
イ 板金作業に必要な手仕上げ工具、曲げ作業工具、切断工具などの適切な使い方を学ぶ。
ウ コンピュータで2D・3Dなどの設計図といった図面を書く。(CAD)
エ マシニングセンタというコンピュータ制御の工作機械を用いてプログラミングや、適切な加工方法などを学
ぶ。
製図(4年)
ア ボルトやナット、軸継手、歯車などといった機械部品の構造、形状、寸法などを示した図面を書き、より専門
的な機械要素について学ぶ。
機械設計(4年)
ア よい機械を作る場合、 どうすれば製作しやすく、丈夫で、使いやすくなるかなど、機械の構造や仕組み、材料の
強さ、また、共通して使われるネジ・軸・歯車など機械要素について学ぶ。
原動機(4年)
ア 液体や気体という流体の基本的性質を学び、流体がもつエネルギーやベルヌーイの定理について理解を深め
る。
その後、油圧装置・ポンプなどの概要について学ぶ。
電気科
工業技術基礎(1年)
電気の基礎理論を実験で確かめたり、パソコンの使い方を学ぶ。
工業情報数理(1年)
文章や情報を正確に読み解き、科学的に活用する力を学ぶ。
電気回路(1年)
電気の基礎・基本(オームの法則など)を教室で学ぶ。
実習(2年)
一学年の工業技術基礎(実習)をより深く、専門的に学ぶ。
電気回路(2年)
一学年で学んだ内容を発展させ、家庭で一般的に使用される電気(交流)についての基礎的な理論を教室で学ぶ。
電子技術(2年)
ダイオード・トランジスタを始めとする電子部品について学んだり、一般的に使われるさまざまな電子機器につい
て教室で学ぶ。
実習(3年)
特殊な制御装置を使い、モータの動きを調べる。また、製作も行い電気の応用力を身につける。
電気機器(3年)
電動機(モータ)・発電機などの機器をはじめとして、それぞれの原理・構造・特性などを教室で学ぶ。
電力技術(3年)
水力、火力、原子力発電の原理、構造、特性や電気を運ぶ方法などを教室で学ぶ。
課題研究(4年)
電気にかかわる事柄について、自主的に取り組む。
実習(4年)
3学年までに学んだ実習内容を、より深く専門的に学ぶ。
製図(4年)
電気についての図面をきちんと読みとれるように学び、また描けるように勉強する。
電力技術(4年)
電気と明かり、熱、コンピュータの構成やあり方について教室で学ぶ。
建築科
工業技術基礎(1年)
コンピュータで建築の図面を描けるようにし、検定試験に挑戦する。細い木を使い、木工雑貨を作る。
実習(1年)
関数電卓の使い方と演習。スチレンボードを使い、住宅模型の作り方を学ぶ。
製図(1年)
実際に図面を描きながら、製図道具の使い方や図面のルール、建物の成り立ちを学ぶ。
工業情報数理(1年)
コンピュータ操作の基本を学び、文書や表計算・プレゼンテーションソフトの使い方を学ぶ。また、コンピュータ
の仕組みや情報化社会について学ぶ。
実習(2年)
細い木を使い住宅の軸組模型を作り、そのことで、家の構造を理解して各部所の名前がわかるようにする。
製図(2年)
木造建築物の各種図面が描けるようにする。基礎とか床、屋根の木材の取り方の図とか、立面図が描けるようにす
る。
建築構造(2年)
木構造を中心に建築物の各部分と全体が、どのような材料で、どう作られているかを教室で教科書を使って学ぶ。
実習(3年)
1年生で学んだCADの基本的操作方法の復習を兼ねながら、コンピュータで少し複雑な平面図を作成する。
製図(3年)
木造建築物の各種図面が描けるようにする。基礎とか床、屋根の木材の取り方の図とか、立面図が描けるようにす
る。
建築構造設計(3年)
建物に作用する力や部材の性質などを学ぶ。
建築施工(3年)
建築物の種別別にその工事の方法や手順・種類を学んでいき、建築物が完成する過程を学ぶ。
課題研究(4年)
前半では製図の模写や木工実習を行い、後半では卒業設計で自分の建てたい住宅を考え図面に描き、その住宅の模
型を1/50のスケールで作る。
実習(4年)
前半では製図の模写や木工実習を行い、後半では卒業設計で自分の建てたい住宅を考え図面に描き、その住宅の模
型を1/50のスケールで作る。
建築計画(4年)
建築の歴史的な変遷、環境、各種建築物の計画、都市計画、建築設備等の基礎を学ぶ。
建築構造設計(4年)
3年生で学んだことを深め、建物を安全に設計することを学ぶ。
建築法規(4年)
建物を建てる上で安全かつ衛生上の必要性から作られている、法規関係を、実践的な事例を使いながら学習する。