DXハイスクールや地域・企業・大学等との連携活動を報告します!
2025/10/06(月)~「建設DX」現場見学会行きました。~「無人化施工」見学しました。
1年土木科の生徒が北海土木工業株式会社様、(株)砂子組様の御協力で北村遊水池、北村大富支線1分派用水路下流工区工事、お茶の水排水路北浜橋下流工区工事を見学しました。
北村遊水池の現場では、石狩川(北村周辺)が洪水時に想定される浸水面積は62,000haが予想されています。その内、51,000haが水田と畑です。北村遊水池の完成により、その被害が軽減され、我が国屈指の穀倉地帯である石狩川流域の米の生産を守ります。また、大規模な工事現場であるため、無人化施工を実施しています。遠隔操縦型のバックホウを活用し、自動化、遠隔化に係る技術の開発・導入により、安全性及び施工の効率性の両面の向上を目指しています。
北村大富支線1分派用水路下流工区工事、お茶の水排水路北浜橋下流工区工事の現場では、現場所長より工事の目的や概要について詳しい説明をいただき、農業土木工事の果たす役割などについて、理解を深めることができました。こちらの現場でも、ICTの活用について詳しく説明をいただきました。
今回の現場見学と体験により、生徒達はインフラDX、建設DXを御理解することが出来ました。
生徒達は “建設現場で、これほど情報科が進んでいることにびっくりしました。” ”土木には農業土木の分野もあることを詳しく知ることができた。” ”建設業への理解が深まり、就職してみたくなりました。” と話していました。
2025/09/26~第1回テクノロジー人材育成フォーラム(T2DF)開催しました。~
第1回テクノロジー人材育成フォーラム(T2DF)を開催しました。 T2DFでは、有識者等からの意見や助言を求める場として設置し、関係企業や高等教育機関、地方公共団体等を構成員に、オープンな議論の成果を教育課程に反映させることなどを目指します。
本校より事業説明を行い、委員からは、ドローンやマイコンなど共通するテーマを通じて教員間の連携を一層深める大切さや、各種見学会では見つけ、それを解決するプロジェクトに発展させるような主体的な学びを求める意見をいただきました。
このあとの意見交換では、半導体業界で足りない人材として生産技術、設備技術、専門家などが挙がり、工業高校卒業生のキャリアパスとして段階的なステップを踏む重要性を指摘する意見や技術・スキルだけではなく、社会人としての基本的な資質や仕事に対する意欲、チャレンジ精神などを求める意見をいただきました。
2025/09/25(木) サクラマスの産卵場所作ってます。9月27日午前7:55~NHKで放映されます。
札幌工業高校土木科では、琴似発寒川の環境と治水を大きなテーマとして、「課題研究」に取り組んでいます。今年度は「サクラマスの産卵場所を増やす」ことを1つの課題に設定しました。
都市河川の琴似発寒川は、護岸や床止めなど、人の暮らしの安全のため、さまざまな整備が行われました。その結果、ところによっては川底の砂利が流されたあと、上流から供給されず、サクラマスの産卵適地は限られています。そこで、サクラマスの生態、河川環境、治水等を探究し、「自分たちでサクラマスのための産卵場所を作る」こととなりました。
5月30日琴似発寒川へ行き、河川環境調査や測量等を実施しました。
その後、学校にて今後の日程や産卵場所の作製方法等を調査研究しました。調査の集計やデータの活用、課題解決に向けてAIやデータサイエンスを活用しました。
6月20日、産卵場所を作るために必要な木材を本校学校林へ取りに行きました。通常は処分される間伐材の有効利用を考えました。また、植樹もしてきました。
6月27日、設計・計画した、内容が実現可能か予備実験を琴似発寒川で行いました。
8月29日、6月27日の予備実験を基に改良を進め、産卵場所を施工しました。
生徒達は、砂利を溜まっているところから運び出し、砂利がなくなって岩盤が出てしまっているところに運び込みました。学校林の間伐材を有効利用し砂利が流出しずらい工法としました。
当日は、琴似発寒川の管理者である空知総合振興局札幌建設管理部、札幌市豊平川さけ科学館、北海道技術コンサルタントの方々に御協力をいただきました。
また、NHKの取材も入っており、9月5日18:00~と9月27日7:55~放映の予定です。あとは、サクラマスが来て、産卵してくれることを願います。今後は期間をおいて、今回実施内容の検証を進めます。
2025/09/24(水)「建設DX」保護者現場見学会実施しました。「無人化施工」見学しました。
本校保護者の皆様が、北海道開発局札幌開発建設部様、札幌建設業協会様、(株)砂子組様の御協力で北村遊水池の現場見学を実施しました。
石狩川(北村周辺)が洪水時に想定される浸水面積は62,000haが予想されています。その内、51,000haが水田と畑です。北村遊水池の完成により、その被害が軽減され、我が国屈指の穀倉地帯である石狩川流域の米の生産を守ります。
また、大規模な工事現場であるため、無人化施工を実施しています。遠隔操縦型のバックホウを活用し、自動化、遠隔化に係る技術の開発・導入により、安全性及び施工の効率性の両面の向上を目指しています。
現場見学会実施により、保護者の皆様にも、インフラDX、建設DXを御理解いただきました。
2025/09/12(金)~建設DX現場見学会に行ってきました~
建築科1年生が北海道開発局様の御協力で建設DX現場見学会に参加しました。
見学場所は、 2024年から工事が進められている札幌第4合同庁舎で、札幌市内に点在する北海道農政事務所(本所)、白石庁舎及び北海道運輸局の2官署、3施設を集約した防災拠点としての活用が期待されるSRC造9階建ての建築物です。
生徒達は、 ”施工にはDXを活用して配筋検査やロボットによる鉄筋の結束などが用いられており、最新の施工技術について学ぶことができました” ”建築現場の規模の大きさに圧倒されました” ”ICTの活用により、現場の方々の負担が減っていることを知ることができました” と話していました。