専門高校フューチャープロジェクト 活動記録

2023年11月の記事一覧

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中!  ~先端技術講義・技術指導 室蘭工業大学 副学長 清水一道様よりご講演いただきました~

 3年機械科の生徒が室蘭工業大学 副学長 清水一道教授より鋳造技術についてご講演と実技指導をいただきました。
キューポラ(キューポラ(cupola furnace)は、コークスの燃焼熱を利用して鉄を溶かし鋳物の溶湯(ようとう:溶解され液体状になった鉄)を得るためのシャフト型溶解炉)を使用した鋳造について、ご指導をいただきました。
 キューポラによる鋳鉄の鋳造実習を行っているのは、全国的にもめずらしく、北海道では本校のみとなっています。当日は企業の方、道内の工業高校教員も見学されました。
 キューポラを使用するメリットとして、亜鉛など不純物を精錬する作用があるので、電炉で使用できない材料を使用することができることや、炭素分がコークスから補給(吸炭)されるので、電炉のように溶解による損失を追加する必要が無いこと等がありますが、操炉方法が非常に難しく熟練を要するというデメリットがあります。
 本校でも、目的の成分を得るために、大変苦労していました。そこで、室蘭工業大学に相談したところ、清水教授が来てくださり、ご指導いただいたところ、キューポラの問題点の解決や鋳造技術について向上することが出来、今まで製作が難しかった製品も問題なく完成することができました。
 生徒達は “製鉄所を見学した時を思い出しました。本校のキューポラから溶けた鋳鉄が出てきたときは、予想を超える驚きと感動でした。” “札工でここまでの鋳造が出来て大変良い経験となりました。” “教科書で学んでいた鋳鉄の性質を、実際の鋳造実習を行うことで確認と理解を深めることができた。また、溶けた鉄は迫力があり、とても思い出に残る実習でした。” 担当した教員は “本校のキューポラで本格的な鋳造実習が安定的に出来るようになり大変良かった。今後はコークスをかえて、CO2の排出量を削減し、ゼロカーボンに貢献出来るように、生徒達と研究をすすめたい。” と話していました。

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中!  ~セルフブランディングプログラム 室蘭工業大学 山中教授より講義をいただきました~

 「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中! ~室蘭工業大学 教授 山中 真也様よりご講演をいただきました~
 2年生がセルフブランディングプログラム講演会で、室蘭工業大学 教授 山中 真也様より 「 Be ambitious!! 」をご講演いただきました 室蘭工業大学の講義・研究内容の紹介や、将来社会で活躍するための心構えについて、クイズや動画を交えながらご講演をいただきました。
 本校に設置されている、機械科・電気科・建築科・土木科の社会へのかかわりや重要性について、説明をいただきました。また、高校から大学への接続についても説明をいただきました。  
 生徒達は “常識を常識と思わない。聞いたことあるフレーズでしたがあまりしっくり来ていませんでした。この講義を聞いて意味がわかった気がします。常識に囚われない、柔軟な発想ができる人が活躍して行けるのだなと思いました。そして改めて勉強の大切さも実感し、より一層勉学に身を入れていきたいと思いました。”  “今回の先生のセルフブランディングプログラム講演会を聞いてみて、普段自分が考えたりしている事とは全く違う考え方などを聞いて、こんな考え方があるのだと、新しい考えが生まれたりして、とても面白かった。特に面白いと感じた話はタコの画像をみて、この画像から連想されるのは何かとゆう話でした。自分はたこ焼きと連想したが講演された先生は粉を連想していたので最初はなんでだろうと思っていたが、お話を聞くにつれてこの様な考え方があるのかと大変勉強になりました。” “固定概念で生きていくことよりも、発想を転換してみることで普段気づくことのないことに気がつけるということを、熱心に説明していただきました。聞いていて飽きない内容で、非常に面白いお話でした。普段の学校生活では聞くことのない話をしていただいたので、自分の視野が広がったのではないかと感じます。” と話していました。

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中! 「さんフェア福井2023」に出展しました

 10月28・29日に福井県産業会館をメイン会場として、第33回全国産業教育フェア福井大会「さんフェア福井2023」(https://www.takefu-h-b.ed.jp/)に「寒地無加温蔬菜栽培プロジェクト」のヒートパイプとスマートビニールハウス(安価な遠隔監視・制御システム)等について、システムモデルの展示とシステムを設置している道内各地(札工ハウス・岩農ハウス・一般農家様等)のハウスの遠隔監視・遠隔制御実演を行いました。
 スマートビニールハウスについては、安価なシステムであり、数年にわたる実証実験をしており、実用化レベルまで達していることについて、道外の教育関係者、農家の方、企業の方等より、評価をいただきました。また、クラウドベースのAI音声認識サービスを活用した音声コントロールについて、“ハウスの温度を聞きながら、他の事ができる。この”ながら作業“なら、安全で実用的だ” と感想をいただきました。
 今回の展示でも、ヒートパイプについてのご質問を数多くいただき、技術や仕組みについて、今回の展示会でも、多くの方々に研究の成果や、ゼロカーボンに貢献することが出来るヒートパイプの原理等を普及することができました。
 参加した説明役の生徒達は“他県の高校の農場に導入したいので、教えてほしいと言われました。全国大会での成果発表はとても良い機会となりました。現在はどこの地域でもリモート等を活用すると交流することが出来るので、今回開発したシステムを全国各地の方々に活用してほしいと思いました。”  “「このシステムを使いたい」と言ってくださる方が多く、今後連絡をとりすすめていく予定です。更にシステムの向上をはからなければならないという、使命感と緊張感を持っていかなければならないと思いました。” と話していました。

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中! 企業とのコラボレーションチャレンジ 「もっちー広場活用プロジェクト」~園路を施工しました~

 企業とのコラボレーションチャレンジである、「もっちー広場活用プロジェクト」で、今年度は園路等の整備を進めています。今日はもっちー広場の東側約40mと新たに階段を設置し広場を使いやすくするため、出入り口を新設しました。
 当日は技術士の方や荒井建設株式会社様等の本校卒業の熟練技術者様より、ご指導をいただきながら施工を進めました。
 工事範囲が広いためバックフォー等の建設機械も使用し、実際の工事と同様にすすめることが出来、生徒達は貴重な体験をすることが出来ました。
 生徒達は “在学中に実際の工事の流れが体験できて良かった。卒業後建設業に就職するので大変役に立った”  “先輩技術者の方より、詳しく話を聞くことが出来て、これからの就職への不安が解消された”  “実際に園路を完成することが出来て感動した。たくさんの方々に使ってほしい。” と話していました。

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中! 先端技術講義~技術士を知ろう!

「専門高校フューチャープロジェクト」活動中! 先端技術講義~技術士を知ろう!~
 2年土木科の生徒が、公益社団法人日本技術士会 北海道本部 社会活動委員会 技術者のミライ研究委員会より、「技術士を知ろう!」をテーマに講演をいただきました。
 本校のOBを含む5名の技術士の方より、現場の実体験や技術など実践的な講義をいただき、生徒達は資格を取得することで変わる仕事内容や待遇のこと、就職する業会や職種について理解を深め、今後の学習意欲の向上と共に職業観の育成を図ることができました。
 生徒達は“資格取得が今後の人生に大きく影響することがわかりました。”  “建設業のやりがいについて、詳しく説明いただき、今後の就職への不安が減りました。” ”たくさんの資格を取得したいと思いました。”  “技術士について、深く理解することが出来た。”  “建設業に就職して、早く技術士になり、何か地域に貢献出来る人材になりたい!”  “今日の講演は色々な面でとても役立つ内容でした。これからの、高校生活を大事に送り自分の将来をより良いものにしたいと思いました。” と話していました。

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中! 「さんフェア北海道2023」に出展しました

 9月30日新札幌サンピアザ・アークシティホテルで開催された、北海道産業教育フェア「さんフェア北海道2023」に「寒地無加温蔬菜栽培プロジェクト」のヒートパイプとスマートビニールハウス(安価な遠隔監視・制御システム)等についての発表と、システムモデルの展示とシステムを設置している道内各地(札工ハウス・岩農ハウス・一般農家様等)のハウスの遠隔監視・遠隔制御実演を行いました。
 スマートビニールハウスについては、安価なシステムであり、数年にわたる実証実験をしており、実用化レベルまで達していることについて、評価をいただきました。また、クラウドベースのAI音声認識サービスを活用した音声コントロールについて、“ハウスの温度を聞きながら、他の事ができる。この”ながら作業“なら、安全で実用的だ”と感想をいただきました。
 未来技術展でも多かった、ヒートパイプについて、“ヒートポンプじゃないの?”というご質問を数多くいただき、技術や仕組みについて、今回の展示会によって多くの方々に、研究の成果や、ゼロカーボンに貢献することが出来るヒートパイプの原理等を普及することができました。
 発表や説明役の生徒達は“多くの方々に成果を発表する機会をいただくことが出来て良かった。たくさんの方々にシステムを使っていただき、人材不足の役に立ってほしいと思います。”  “自分たちの研究が実用化レベルまで達していることに改めて実感することが出来ました。 更に技術の向上をはかりたい” と話していました。

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中! 先端技術講義~現場見学行きました~

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中! 先端技術講義~現場見学会に行きました~
 1年土木科の生徒が北海土木工業株式会社様、(株)砂子組・一二三北路(株)にご協力頂き、北海地区北海幹線用水路東7号橋下流工区工事北海地区、岩見沢幹線用水路北6条工区工事を見学しました。
 現場所長より工事の目的や概要について詳しい説明やAR・VR体験等も実施していただきました。また、(株)砂子組の工藤工事長に講演をいただきました。農業土木工事の果たす役割などについて、理解を深めることができました。  
 生徒達は“建設業への理解が深まりました。” “就職について考える機会になりました。” “農業土木の分野についても理解を深めることが出来ました。” “ARやVRを実際の現場で体験し、理解を深めることが出来たことと、土木現場もDX化が進んでいることにおどろきました。”と話していました。

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中! アカデミックインターンシップ~室蘭工業大学行きました~

 アカデミックインターンシップで、1~3年生の希望者22名が、室蘭工業大学へ行きました。 前半はロボットアリーナ・ものづくり基板センター等で講義をいただきました。後半は機械・電気系の生徒は「鋳造体験」を受講しました。北海道の形の小型ジンギスカン鍋を実際に製作しました。土木・建築系の生徒は「地球環境と水問題」を受講しました。
 生徒達は “今回のアカデミックインターンシップでは、オープンキャンパスでは見られなかった部分の見学をさせていただき、室蘭工業大学についてさらに知ることが出来ました。特に興味深かったのはものづくり基盤センターで、清水教授の下で実習室の見学や鋳造の体験をさせていただき、とても貴重な経験となりました。一口に鉄といっても、「色々なものに使われているメジャーな金属」程度にしか捉えていませんでした。しかし、日本の鉄加工の歴史や研究についてのお話を拝聴し、その奥深さに考えを改めさせられました。鋳造に限らず、今後のものづくりの技術の発展に興味と期待を抱きました。そして、私もその発展に携わることができるような技術者になりたいです。今回のインターンシップを通して、やはり自分の興味のあることや学びたいこと、そしてそれを行える設備が整っている室蘭工業大学で私も学び、専門的な知識を更に深めたいと改めて感じました。この度は貴重な体験をさせていただきありがとうございました。” “今回のアカデミックインターンシップでは、質問が大学の先生に対してダイレクトにでき、とても貴重な時間でした。また、進路活動に対する意識も大きく変わり、今までは「大学で勉強がしてみたい」といったような漠然とした考え方をしていましたが、実際に大学で何を学びたいのか、どのような職業に就きたいのか、といったような根本の部分をより意識して決定しなければいけないと思いました。そして、大学の設備やカリキュラム・得意分野について知ることが出来たので、進路決定する際にも大変役立つものとなりました。”と話していました。

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中! 環境学習しました。

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中!
 ~企業とのコラボレーションチャレンジ「土木工事と環境保全」について
 1年土木科の生徒が琴似発寒川において、土木工事と環境保全について学習しました。 近年、異常気象など平年から大きくかけ離れた天候により社会的に大きな影響をもたらしており、札幌市も例外ではありません。  
 土木工事の中でも河川工事は生態系、環境に与える影響が大きいため、工事の際は環境保全に配慮しなければなりません。  
 北海道技術コンサルタント様の技術士の方や本校卒業生、札幌市豊平川さけ科学館のご協力を得て、生態系や河畔林についてご指導をいただき、生徒達は環境保全の大切さと土木工事との関わりについて深く探求することができました。   
 生徒達は“身近な河川に色々な生物がいることを知り、生態系を考えた土木工事を計画しなければならないことを知った。” “生態系や河川に関わる工事について、専門的な知識を学ぶことができました。”  “今回の環境学習では、実際の工事や設計、計画について、専門的な授業をうけることができ、大変良かったです。”  ”今回の環境学習で思ったことは、ただ川の工事をするといっても、始めるまでには生態調査や水量、基準の水位など様々な計算をして、最終的には人々の安全を守りながら元々いた生物にも配慮しなければならないことを知りました。土木技術者になった時に役立てたいと思いました。“と話していました。

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中! セルフブランディングプログラム~インターンシップについて~

 2年機械科が21日、2年土木科が23日に、札幌新卒応援ハローワーク様のご協力で「インターンシップでの心構え」についてご指導をいただきました。 生徒達はインターンシップを控えて、働くことの心構え・基本マナー・安全教育等を理解し、意識を高めることが出来、有意義なインターンシップとなる準備が整いました。
 また、ロールプレイを交えて、挨拶・身だしなみ・言葉づかいはもちろんのこと、面接試験にも役立つような各種対応方法を学びました。
 生徒達は“インターンシップへの心構えが出来てよかった。” “今後の就職活動にも役立つ内容で大変勉強になりました。” “今まで間違って覚えていた内容があり、今回ご指導いただいたことで、相手に対して失礼にならなくて良かった。” “来年の就職試験の時も、また詳しく教えてほしい。”と話していました。