地域・企業・大学・他校種・各機関等との連携による活動
2024/10/25(金)~サクラマス産卵してました~ 「札幌建設管理部、札幌市豊平川さけ科学館、北海道技術コンサルタントとの連携」
9月6日の掲載内容の続きですが、本日は製作したサクラマスの産卵床の確認にいきました。
近くから見ることは誰でも出来ますが、実際に石をよけて、卵を確認することは一般的には出来ません。そこで、札幌市豊平川サケ科学館に御協力をいただき、産卵後の卵の調査をしていただきました。
結果は、生徒達が工事した石の下から、発眼率も生育状況も大変良い卵がたくさん発見されました。
河川の人工的に作られた帯工(急な勾配を緩くし水の流れを弱め河床の安定を図るため、河床に落差を設ける横断工作物)の上流側に増水等にも対応出来る産卵床の製作と検証が出来たことは大きな成果と言えます。今後も製作方法等を研究し報告していきたいと思います。
本日もたくさんの方々(札幌建設管理部、札幌市豊平川さけ科学館、北海道技術コンサルタント)に御協力をいただき検証をすすめることが出来ました。
生徒達は ”自分達が作った場所にサクラマスが実際に産卵して、その卵が順調に育っていることに感動しました。4月からは、土木関係の会社に就職するので、資源環境を考えた技術者にないたいです。” ”一度は増水で流されてなくなってしまい、どうすれば良いかなやみましたが、増水にも対応出来る石の組方等を探究して成功させることがことが出来ました。色々と教えていただいた、北海道技術コンサルタントの技術士の方に感謝いたします。」と話していました。
また、今回の様子が、10月29日(火)午後6:40-「ほっとニュース道央いぶりDAYひだか」で放送されますので是非ごらん下さい。
2024/10/23(水) セルフ・ブランデ ィングプログラム~エステイビジネスアシスト 木田様より御講演 いただきました~ 「企業との連携」
1学年がセルフ・ブランディングプログラム~変革期の「自動車業界」と「トヨタ」の取組み~をエステイビジネスアシスト 木田様より御講演いただきました。
最先端の自動車関連技術、環境関連技術、SDGsを含めて、100年に一度の変革期の自動車業界について、社会に出てから役立つ、高校時代に身につけておいた方が良い事等について御講演をいただきました。
生徒達は ”最後の方に言っていた、これから大事にしたほうが良い3つのことは、ほんとに大事だと感じました。これからも、この3つを心がけて行きたいです。また、それ以外のことでもしっかりとして、様々な人から信頼を得るような人柄になっていきたいです。” ”自動車産業の現状を知ることができました。自動車の燃料が変わっていたり、少しの変化で環境や日常に変化があることを知り、排気ガスなどの対策なども良く知れました。私は、自動車の排気ガスがなくなれば良いとずっと思っていましたが、製作の段階から廃棄までの全てに二酸化炭素の排出が有ることを知りました。環境にも対策している点がすごいと改めて感じました。私はどの仕事につきたいかをしっかりと考え、自分の将来についてしっかりと考えられる事もできました。” ”最先端の車の色々な技術を知り、電気自動車や水素自動車ハイブリッド車など色々な車を知れました。トヨタの最先端の技術に感動しました。良い人になれるように否定をせず肯定をしたり、まず、相手がなぜそう思ったのかを聞くなど、まずは肯定をすることを心がけようと思いました。” と話していました。
2024/10/21(月)~現場見学行きました~ 「各機関との連携」
1年土木科の生徒が札幌市様、JR北海道様の御協力で現場見学会に参加しました。今回の現場は①白川浄水場改修事業(新沈砂池と第4浄水棟の新設工事)、②下水道(拡充管)新設工事、③北海道新幹線整備事業(第1上降場、桁架設工事)を見学しました。
本校会議室で工事概要説明をいただき、その後見学へ行きました。①の現場は、ライフラインである、上水道の施設の新設工事、②の現場も生活に直結する下水道の施設でした。工事で活用している、測量機器(GNSS・3Dレーザースキャナー、ドローン)の体験もすることが出来ました。
③の現場では札幌駅構内の新幹線整備にかかわる工事を見学しました。普段、立ち入ることが出来ない場所で、今しか見学することの出来ない場所でした。
また、どちらの現場も、本校卒業生から現場の説明はもちろんのこと、意見交換も行いました。意見交換会では、社会人としての働くイメージをつかむことや、建設業界等・企業・各職種への理解を深めることができました。
生徒達は “入ることの出来ない場所を見学することが出来て感動しました。” ”先輩から色々と話を聞くことが出来て建設業への理解が深まり、働いてみたいと思いました。” “今しか見ることの出来ない新幹線工事を見学できて良かったです。完成したら新幹線に乗って通りたいです。”と話していました。
2024/10/17(木)~「もっちー広場活用プロジェクト」北側の園路と階段を施工しました~ 「地域・企業・技術士会とのコラボレーションチャレンジ」
地域・企業・技術士会とのコラボレーションチャレンジである、「もっちー広場活用プロジェクト」で、今年度は園路とと多目的遊具の整備を進めています。今日はもっちー広場の入口がなく、不便だった北側の整備と多目的遊具の設置場所を新設しました。
当日は技術士の方や本校卒業の熟練技術者様より、御指導をいただきながら施工を進めました。
工事範囲が広いためバックフォー等の建設機械も企業の協力を得て使用し、実際の土木工事と同様にすすめることが出来、生徒達は貴重な体験をすることが出来ました。
生徒達は “(多目的遊具)大切に使ってほしい。” “先輩技術者の方より、詳しく話を聞くことが出来て、これからの就職への不安が解消された” “北側の入口ができて便利になった。たくさんの方々に使ってほしい。” と話していました。
2024/10/16(水)~技術士を知ろう! 講演いただきました~「技術士会北海道本部との連携」
2年土木科の生徒が、公益社団法人日本技術士会 北海道本部 社会活動委員会 技術者のミライ研究委員会より、「技術士を知ろう!」をテーマに講演をいただきました。
本校OBを含む5名の技術士の方より、現場の実体験や技術など実践的な講義をいただき、生徒達は資格を取得することで変わる仕事内容や待遇のこと、就職する業会や職種について理解を深め、今後の学習意欲の向上と共に職業観の育成を図ることができました。
生徒達は ”将来技術士になる” “資格取得が今後の人生に大きく影響することがわかりました。” “建設業はやりがいのある職種であると、理解を深めることができた。” ”たくさんの資格を取得したいと思いました。” “技術士について、深く理解することが出来ました。” “建設業に就職して、早く技術士になり、自分の技術で地域に貢献したいと思いました。” “自分の将来について、考える良い機会になりました。” と話していました。
2024/10/05~第50回技術士全国大会(札幌・北海道)に参加しました~「技術士会との連携」
土木科の生徒4名が、第50回技術士全国大会(札幌・北海道)に参加しました。
公益社団法人日本技術士会 北海道本部 社会活動委員会 技術者のミライ研究委員会に御協力いただいている、もっちー広場活用プロジェクト等について、第4分科会(ミライの技術者)において発表があり、活動している生徒の代表4名が参加し、活動報告等をしました。また、その他の発表においても、高校生としての意見を述べました。
生徒達は ”技術士会の全国大会に参加できて光栄です。今回の経験をいかして今後の学校生活に役立てて行きたいです” ”技術士取得を目標に努力を続けます。” と話していました。
2024/09/09(月)~現場見学会いきました~ 先端技術講義「企業との連携」
1年土木科の生徒が北海土木工業株式会社様に御協力頂き、篠津運河現場(江別市美原923)と北海地区北海幹線用水路(岩見沢市東町766)を見学しました。
現場所長より工事の目的や概要について詳しい説明をいただき、農業土木工事の果たす役割などについて、理解を深めることができました。
生徒達は “土木には農業土木の分野もあることを詳しく知ることができた。” ”建設業への理解が深まりました。” “就職について考える機会になりました。” と話していました。
2024/09/06(金)~サクラマスの産卵床作りなおしました~「企業等とのコラボレーションチャレンジ」
7月19日にサクラマスの産卵床を製作したと報告しましたが、7月下旬の2回の大雨に見舞われ、琴似発寒川は急激な増水により、水位が40センチ増え、砂利が流されるという、自然の脅威をしりました。
今後どの様に進めるかを話し合い、河川の専門家(技術士)からアドバイスをいただき、生徒達は、川底を10センチ掘削して砂利の層を厚くし、さらに下流側に大きな石を組んで、流れ止めを作ることにいました。
9月6日にまた、札幌建設管理部、北海道技術コンサルタントの方々の御協力をいただき、再び砂利を移動させました。
大きな石を川底から探し出し、流れの力をうまく受け流すように組み上げ、流れどめも完成させ、再び産卵床を完成させることが出来ました。
9月下旬に現地を再び訪れ、様子を確認したところ、尾ビレがいたんだ、サクラマスのメスが産卵場所にとどまっており、砂利が掘り返されて産卵床ができていることから、産卵を確認することができました。
今後、産みつけられたサクラマスの卵は、冬の間に稚魚に成長して、春に水中に浮上することを願っています。
2024/07/22(月)~室蘭工業大学にアカデミックインターンシップいきました~「室蘭工業大学・企業との連携」
アカデミックインターンシップで、1~3年生の希望者22名が、室蘭工業大学へ行きました。
前半は三菱製鋼室蘭特殊鋼株式会社の御協力で工場見学を実施しました。地球に優しく高品質な特殊鋼造りついての説明と実際の製造工場を見学させていただきました。
後半は、ロボットアリーナで講義と、もの創造系領域 小室教授、しくみ解明系 山中教授、もの創造系領域 中田准教授から講義や実技指導をいただきました。
生徒達は “3講義をすべて受けることができ、機械だけでなく様々な科の内容を確認することができたので、自身の進路選択の幅が広がって良かったです。また、見学した三菱製鋼室蘭特殊鋼株式会社では、圧延や精整の工程を見学することができ、会社が行っている事業に対する理解度を高めることができたので良かったです。室蘭工業大学も進学の候補に入っているので、講義の内容だったり雰囲気だったりを事前に知れる貴重な時間だったので参加して良かったと思いました。” ”今回は訪れることのできない三菱特殊鋼製造所や室蘭工業大学の訪問など、札幌工業高校でしかないような機会なので入学して良かったと思いました。工場見学では棒鋼の製造過程について見学しました。かなりの規模なため、車で移動しているのに驚きました。工場内で働いている方々は暑い中の作業でかなり大変だと思いますが、お客様のことを一番に考えており、さすが職人と感じました。室蘭工業大学の見学では模擬講義を実施していただき、普段の大学の授業を感じることができました。室蘭工業大学で目指している生徒の姿、教育課程など調べるだけではわからないようなことも知ることができました。今回の体験を胸に刻みながら今後の進路について考えていきたいです。” ”オープンキャンパスでは見られなかった部分の見学をさせていただき、室蘭工業大学についてさらに知ることが出来ました。” ”気になっていた大学について知るためという理由で参加したので、知識がありませんでした。しかし、大学の研究について詳しく教えてもらうことによって、自分で研究して設計したり制作したりしてみたいと思いました。さらに、大学院で好きなだけ研究したりと室蘭工業大学でできることを多く知れたと思います。今回説明してもらったことを今後の進路に活かせて行けるようにしたいです。” と話していました。
2024/07/19(金)~サクラマスの産卵床作りました~「企業等とのコラボレーションチャレンジ」
札幌工業高校土木科では、毎年、琴似発寒川の環境と治水を大きなテーマとして、「課題研究」に取り組んでいます。今年度は「サクラマスの産卵場所を増やす」ことを1つの課題に設定しました。
都市河川の琴似発寒川は、護岸や床止めなど、人の暮らしの安全のため、さまざまな整備が行われました。その結果、ところによっては川底の砂利が流されたあと、上流から供給されず、サクラマスの産卵適地は限られています。そこで、サクラマスの生態、河川環境、治水等を探究し、「自分たちでサクラマスのための産卵場所を作る」ことになりました。
7月19日、生徒達は、砂利を溜まっているところから運び出し、砂利がなくなって岩盤が出てしまっているところに運び込み、産卵床を作りました。当日は、琴似発寒川の管理者である空知総合振興局札幌建設管理部、札幌市豊平川さけ科学館、北海道技術コンサルタントの方々に御協力をいただきました。
また、NHKの取材も入っており、10月位に放映の予定です。あとは、サクラマスが来て、産卵してくれることを願います。今後は期間をおいて、今回実施内容の検証を進めます。