専門高校フューチャープロジェクト 活動記録

専門高校フューチャープロジェクト

2月2日(金)「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中! ~第一種酸素欠乏危険作業に係る特別教育受講しました。~

 土木科1年生が、一般財団法人 北海道建設業協会様のご協力で第一種酸素欠乏危険作業に係る特別教育を受講しました。

 第一種酸素欠乏危険作業に係る特別教育とは、酸素欠乏症の危険がある建設業や製造業などで、安全・衛生的に作業をおこない、事故を予防するための知識を身につけるためで、工事現場等での労働災害を発生させないためにとても大切な講習です。

 生徒達は “酸素欠乏に係わる知識について、理解を深めることが出来た。” “就職後、酸素欠乏するような場所での安全管理方法を身につけることが出来た。”と話していました。

 受講を終了した生徒は、後日修了証が交付される予定です。

  

2月1日(木)「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中! セルフ・ブランディングプログラム~日本航空学園 埜口様よりご講演いただきました~

 2年生が セルフ・ブランディングプログラムで、「空を知る」を演題に学校法人日本航空学園理事長補佐 埜口 裕之様よりご講演いただきました。

 変革期の航空業界の取組について説明をいただき、航空産業を支える幅広い業種や、求められる人材像など、学科の枠にとらわれることなく自己のキャリアアップについて考えを深めることが出来ました。

 生徒達は “航空関係の職業の魅力を知ることができた。今までどのようなものかよくわからなかったが、意外にも身近なものだったので進路の選択肢にも入れてみたい。” “航空のお話を聞かせていただき、今まで知らなかったエンジンの構造や職種の多さなどを知り、自分の進路の道を増やすことができました。今年の7月までには自分のなりたいものを決め、将来、後悔ができるだけないように考えていきます。” “普段は絶対知ることが出来ないような話や実験などあり、とても貴重な時間を過ごすことができました。自分には関係のない世界かと思っていましたが、とても興味を持つことができました。” “今回の講話は飛行機についての話でしたが、知らないことを色々と知ることができたのでとても良い経験になりました。今後の就職についての考えが広がり就職の幅が広がりました。” と話していました。

  

12月26日(土)土木研究同好会がコンクリート甲子園にて全国総合2位、強度部門1位・デザイン部門1位に

 9月に全国32校が参加し予選が開催され、上位10校が本戦出場となり、12月9日に香川県高松市で開催された、第16回コンクリート甲子園全国大会に土木研究同好会の3年3名、2年2名が参加しました。

 コンクリート甲子園とは、身近な建設材料であるコンクリートを知ってもらうことを目的に、実際のコンクリートに触れ、自ら作業を行うことで基礎知識を身に付け、本大会に参加することにより、参加生徒相互の交流を深めるとともに他校の工夫や発表等を聴き、幅広い考え方を身に付ける大会です。実際の競技内容は、強度部門、デザイン部門、プレゼンテーション部門の3部門で競います。

 強度部門は軽量かつ目標強度30 N/mm2以上で最も近い値が上位となる。デザイン部門はテーマ「次世代に残していきたい構造物で供試体のデザインの塗装およびコンセプトを審査。プレゼンテーション部門は、工夫や作製の過程等を、審査委員に対して5分以内でプレゼンテーションを行い、3部門の総合得点を争います。

 大会結果は、強度部門は北海道太平洋生コン札幌工場様よりご指導をいただき、混和材に軽量骨材やフライアッシュを用いてコンクリート供試体を作製し、部門1位となった。

 デザイン部門では、供試体に赤れんが庁舎やテレビ塔を塗装し、デザイン部門も1位となった。部門別2冠となり、総合2位という記録を達成しました。

 生徒達は“日頃の成果を発揮することが出来て良かった。来年こそは総合優勝を目指したい。”と話していた。

 また、技術指導や大会出場に際して、北海道生コンクリート工業組合様に多大なるお力添えを賜りましたこと、感謝申し上げます。

  

12月18日(月)「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中!~先端技術講義 室工大 准教授 山田 深様よりご講演いただきました~

 1年建築科が先端技術講義 演題 「建築をデザインする」 を室蘭工業大学 准教授 山田 深 様よりご講演いただきました。

 「建築をデザインする」こととは、実に広くて深く、そして楽しいものです。講義では、建築家がどのようなことを考え、実際に設計・デザインを行っているのかを、現代の建築作品の実例を示しながら紹介いただき、「建築をデザインする」こととはどういうことなのかを深く理解することができました。

 生徒達は “わかりやすい身近な例などで表現してくれて理解しやすくて良かったです。私がもともと興味があった話だったので楽しかったです。” “多くのことを沢山学ぶ大切さがわかった気がしました。今後はこれを機により多くのことを学び考え、将来自立する時に必要な技術を限界まで磨けるようにしたいと思いました。”  “一般的な快適や、美しさなどを学ぶことも大切だが、その人にとって何が重要で何を中心にして計画していくのかを考えることも大切だと気づきました。ひとつの概念にとらわれずに、柔軟に考えられるようになりたいと思いました。” と話していました。

  

12月14日(木)「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中!~先端技術講義 室工大 教授 風間 俊治様よりご講演いただきました~

 2年機械科が先端技術講義 演題 「ものをつくる」とは? を室蘭工業大学 教授 風間 俊治 様よりご講演いただきました。

 私たちの身のまわりには多くの機械が動いています。これらを作るために必要な設計の技術や部品の知識や、その導入部や基礎的な内容の理解を深めることが出来ました。

 生徒達は“ものをつくるとは、どのような意味なのかということについて、考えを深めることができたので良かったと思います。”  “今まで「ものをつくる」ことに対してあまり深掘りしたり、詳しく考えたりなどしてきませんでしたが、今回の講習でただ何かを作るというのではなく、その作るものの意図やなぜ作るのか、なぜこのような形をしているのかと、作るという行為だけを捉えるのではなく、理由や作ることの意味などをこれからは考えていきたいと感じました。ユニバーサルデザイン、バリヤフリー、キッズデザインなど人が暮らしやすいようなデザイン、生活の役に立つデザインの詳細やどのようなものがあるかなどを教えてもらったことで、想像やデザインの意図などを少しでも考えられる力が付きました。” “ものを作るときの発想や、設計をする際にどういった部分を気にかけなければいけないのかなど、自分たちの基礎にもなるような部分を学べたので、よい機会となりました。” と話していました。

  

12月12日(火) 「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中!~セルフブランディングプログラム エステイビジネスアシスト 木田様より講義をいただきました~

 3年生がセルフブランディングプログラム講演会で、株式会社エステイビジネスアシスト 木田政彦様より「働くということ」「学生と社会人との違い」について講義をいただきました。

 働くということは、「自立することと、仕事を通じて社会と双方向につながること」、学生と社会人との違いについては、「社会人として自立することは、経済的自立と体と心の自己管理と自己責任力」と位置づけて説明をいただきました。

 また、生徒に向けて「社会に出てからのギャップに苦しまないように、今回の内容を思い出して、少しでもギャップを縮めてほしい。」 「失敗することがあっても、うそをつかずに言い訳しない誠実さをもってほしい。」とお言葉をいただきました。

 生徒達は“社会人になる事の責任をよく学ぶ事ができた。” “普段から身内に聞かされることだったのですが、改めて社会人としての立ち振舞いなどを理解できました。” “学生とは違って社会人になると「責任」が大きくなると聞いていましたが、今回の講話を聞いてより責任感を持った行動を意識するべきだと感じました。”と話していました。

 また、長年にわたる講演会のご協力に対して、本校より感謝状を贈呈いたしました。

  

12月8日(金)「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中!~先端技術講義 室工大 教授 関根ちひろ様よりご講演いただきました~

 2年電気科が先端技術講義 「環境にやさしいクリーン発電」を室蘭工業大学 教授 関根ちひろ様よりご講演いただきました。

 特殊な材料を用いることで、熱を電気に直接変換することができます。このような材料は熱電材料と呼ばれ、この材料を用いた発電(熱電発電)は二酸化炭素を排出しない、無騒音,超小型化可能等の多くの利点があります。講義では熱電材料の作成方法やその性質、熱電発電の仕組みを分かりやすく解説いただきました。熱電発電は、クリーンで安全・安心な発電方法であり、工場や自動車などからの排熱を電力に変換できるなど、21 世紀のエネルギー・環境問題を考える上でもきわめて重要な技術を学びました。

 生徒達は“ペルチェ効果については電気施工管理の勉強で知っていましたが、発電にその仕組みをいかすと温度差を使った発電方法になることを知って驚きました。この発電方法はかなりエコだと思ったので、コストの改善方法自分なりに考えてみようと思いました。” “新たな発電方法に実際にふれたり見ることで、新たな発想や考え方常識にとらわれない考え方がとても大切なものだと思いました。”  “実験やスライドを使った解説がすごい分かりやすく、理解が深まりました。今回学んだことを今後にもいかして行きたいです。ありがとうございました。” と話していました。

  

 

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中!  ~先端技術講義・技術指導 室蘭工業大学 副学長 清水一道様よりご講演いただきました~

 3年機械科の生徒が室蘭工業大学 副学長 清水一道教授より鋳造技術についてご講演と実技指導をいただきました。
キューポラ(キューポラ(cupola furnace)は、コークスの燃焼熱を利用して鉄を溶かし鋳物の溶湯(ようとう:溶解され液体状になった鉄)を得るためのシャフト型溶解炉)を使用した鋳造について、ご指導をいただきました。
 キューポラによる鋳鉄の鋳造実習を行っているのは、全国的にもめずらしく、北海道では本校のみとなっています。当日は企業の方、道内の工業高校教員も見学されました。
 キューポラを使用するメリットとして、亜鉛など不純物を精錬する作用があるので、電炉で使用できない材料を使用することができることや、炭素分がコークスから補給(吸炭)されるので、電炉のように溶解による損失を追加する必要が無いこと等がありますが、操炉方法が非常に難しく熟練を要するというデメリットがあります。
 本校でも、目的の成分を得るために、大変苦労していました。そこで、室蘭工業大学に相談したところ、清水教授が来てくださり、ご指導いただいたところ、キューポラの問題点の解決や鋳造技術について向上することが出来、今まで製作が難しかった製品も問題なく完成することができました。
 生徒達は “製鉄所を見学した時を思い出しました。本校のキューポラから溶けた鋳鉄が出てきたときは、予想を超える驚きと感動でした。” “札工でここまでの鋳造が出来て大変良い経験となりました。” “教科書で学んでいた鋳鉄の性質を、実際の鋳造実習を行うことで確認と理解を深めることができた。また、溶けた鉄は迫力があり、とても思い出に残る実習でした。” 担当した教員は “本校のキューポラで本格的な鋳造実習が安定的に出来るようになり大変良かった。今後はコークスをかえて、CO2の排出量を削減し、ゼロカーボンに貢献出来るように、生徒達と研究をすすめたい。” と話していました。

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中!  ~セルフブランディングプログラム 室蘭工業大学 山中教授より講義をいただきました~

 「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中! ~室蘭工業大学 教授 山中 真也様よりご講演をいただきました~
 2年生がセルフブランディングプログラム講演会で、室蘭工業大学 教授 山中 真也様より 「 Be ambitious!! 」をご講演いただきました 室蘭工業大学の講義・研究内容の紹介や、将来社会で活躍するための心構えについて、クイズや動画を交えながらご講演をいただきました。
 本校に設置されている、機械科・電気科・建築科・土木科の社会へのかかわりや重要性について、説明をいただきました。また、高校から大学への接続についても説明をいただきました。  
 生徒達は “常識を常識と思わない。聞いたことあるフレーズでしたがあまりしっくり来ていませんでした。この講義を聞いて意味がわかった気がします。常識に囚われない、柔軟な発想ができる人が活躍して行けるのだなと思いました。そして改めて勉強の大切さも実感し、より一層勉学に身を入れていきたいと思いました。”  “今回の先生のセルフブランディングプログラム講演会を聞いてみて、普段自分が考えたりしている事とは全く違う考え方などを聞いて、こんな考え方があるのだと、新しい考えが生まれたりして、とても面白かった。特に面白いと感じた話はタコの画像をみて、この画像から連想されるのは何かとゆう話でした。自分はたこ焼きと連想したが講演された先生は粉を連想していたので最初はなんでだろうと思っていたが、お話を聞くにつれてこの様な考え方があるのかと大変勉強になりました。” “固定概念で生きていくことよりも、発想を転換してみることで普段気づくことのないことに気がつけるということを、熱心に説明していただきました。聞いていて飽きない内容で、非常に面白いお話でした。普段の学校生活では聞くことのない話をしていただいたので、自分の視野が広がったのではないかと感じます。” と話していました。

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中! 「さんフェア福井2023」に出展しました

 10月28・29日に福井県産業会館をメイン会場として、第33回全国産業教育フェア福井大会「さんフェア福井2023」(https://www.takefu-h-b.ed.jp/)に「寒地無加温蔬菜栽培プロジェクト」のヒートパイプとスマートビニールハウス(安価な遠隔監視・制御システム)等について、システムモデルの展示とシステムを設置している道内各地(札工ハウス・岩農ハウス・一般農家様等)のハウスの遠隔監視・遠隔制御実演を行いました。
 スマートビニールハウスについては、安価なシステムであり、数年にわたる実証実験をしており、実用化レベルまで達していることについて、道外の教育関係者、農家の方、企業の方等より、評価をいただきました。また、クラウドベースのAI音声認識サービスを活用した音声コントロールについて、“ハウスの温度を聞きながら、他の事ができる。この”ながら作業“なら、安全で実用的だ” と感想をいただきました。
 今回の展示でも、ヒートパイプについてのご質問を数多くいただき、技術や仕組みについて、今回の展示会でも、多くの方々に研究の成果や、ゼロカーボンに貢献することが出来るヒートパイプの原理等を普及することができました。
 参加した説明役の生徒達は“他県の高校の農場に導入したいので、教えてほしいと言われました。全国大会での成果発表はとても良い機会となりました。現在はどこの地域でもリモート等を活用すると交流することが出来るので、今回開発したシステムを全国各地の方々に活用してほしいと思いました。”  “「このシステムを使いたい」と言ってくださる方が多く、今後連絡をとりすすめていく予定です。更にシステムの向上をはからなければならないという、使命感と緊張感を持っていかなければならないと思いました。” と話していました。

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中! 企業とのコラボレーションチャレンジ 「もっちー広場活用プロジェクト」~園路を施工しました~

 企業とのコラボレーションチャレンジである、「もっちー広場活用プロジェクト」で、今年度は園路等の整備を進めています。今日はもっちー広場の東側約40mと新たに階段を設置し広場を使いやすくするため、出入り口を新設しました。
 当日は技術士の方や荒井建設株式会社様等の本校卒業の熟練技術者様より、ご指導をいただきながら施工を進めました。
 工事範囲が広いためバックフォー等の建設機械も使用し、実際の工事と同様にすすめることが出来、生徒達は貴重な体験をすることが出来ました。
 生徒達は “在学中に実際の工事の流れが体験できて良かった。卒業後建設業に就職するので大変役に立った”  “先輩技術者の方より、詳しく話を聞くことが出来て、これからの就職への不安が解消された”  “実際に園路を完成することが出来て感動した。たくさんの方々に使ってほしい。” と話していました。

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中! 先端技術講義~技術士を知ろう!

「専門高校フューチャープロジェクト」活動中! 先端技術講義~技術士を知ろう!~
 2年土木科の生徒が、公益社団法人日本技術士会 北海道本部 社会活動委員会 技術者のミライ研究委員会より、「技術士を知ろう!」をテーマに講演をいただきました。
 本校のOBを含む5名の技術士の方より、現場の実体験や技術など実践的な講義をいただき、生徒達は資格を取得することで変わる仕事内容や待遇のこと、就職する業会や職種について理解を深め、今後の学習意欲の向上と共に職業観の育成を図ることができました。
 生徒達は“資格取得が今後の人生に大きく影響することがわかりました。”  “建設業のやりがいについて、詳しく説明いただき、今後の就職への不安が減りました。” ”たくさんの資格を取得したいと思いました。”  “技術士について、深く理解することが出来た。”  “建設業に就職して、早く技術士になり、何か地域に貢献出来る人材になりたい!”  “今日の講演は色々な面でとても役立つ内容でした。これからの、高校生活を大事に送り自分の将来をより良いものにしたいと思いました。” と話していました。

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中! 「さんフェア北海道2023」に出展しました

 9月30日新札幌サンピアザ・アークシティホテルで開催された、北海道産業教育フェア「さんフェア北海道2023」に「寒地無加温蔬菜栽培プロジェクト」のヒートパイプとスマートビニールハウス(安価な遠隔監視・制御システム)等についての発表と、システムモデルの展示とシステムを設置している道内各地(札工ハウス・岩農ハウス・一般農家様等)のハウスの遠隔監視・遠隔制御実演を行いました。
 スマートビニールハウスについては、安価なシステムであり、数年にわたる実証実験をしており、実用化レベルまで達していることについて、評価をいただきました。また、クラウドベースのAI音声認識サービスを活用した音声コントロールについて、“ハウスの温度を聞きながら、他の事ができる。この”ながら作業“なら、安全で実用的だ”と感想をいただきました。
 未来技術展でも多かった、ヒートパイプについて、“ヒートポンプじゃないの?”というご質問を数多くいただき、技術や仕組みについて、今回の展示会によって多くの方々に、研究の成果や、ゼロカーボンに貢献することが出来るヒートパイプの原理等を普及することができました。
 発表や説明役の生徒達は“多くの方々に成果を発表する機会をいただくことが出来て良かった。たくさんの方々にシステムを使っていただき、人材不足の役に立ってほしいと思います。”  “自分たちの研究が実用化レベルまで達していることに改めて実感することが出来ました。 更に技術の向上をはかりたい” と話していました。

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中! 先端技術講義~現場見学行きました~

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中! 先端技術講義~現場見学会に行きました~
 1年土木科の生徒が北海土木工業株式会社様、(株)砂子組・一二三北路(株)にご協力頂き、北海地区北海幹線用水路東7号橋下流工区工事北海地区、岩見沢幹線用水路北6条工区工事を見学しました。
 現場所長より工事の目的や概要について詳しい説明やAR・VR体験等も実施していただきました。また、(株)砂子組の工藤工事長に講演をいただきました。農業土木工事の果たす役割などについて、理解を深めることができました。  
 生徒達は“建設業への理解が深まりました。” “就職について考える機会になりました。” “農業土木の分野についても理解を深めることが出来ました。” “ARやVRを実際の現場で体験し、理解を深めることが出来たことと、土木現場もDX化が進んでいることにおどろきました。”と話していました。

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中! アカデミックインターンシップ~室蘭工業大学行きました~

 アカデミックインターンシップで、1~3年生の希望者22名が、室蘭工業大学へ行きました。 前半はロボットアリーナ・ものづくり基板センター等で講義をいただきました。後半は機械・電気系の生徒は「鋳造体験」を受講しました。北海道の形の小型ジンギスカン鍋を実際に製作しました。土木・建築系の生徒は「地球環境と水問題」を受講しました。
 生徒達は “今回のアカデミックインターンシップでは、オープンキャンパスでは見られなかった部分の見学をさせていただき、室蘭工業大学についてさらに知ることが出来ました。特に興味深かったのはものづくり基盤センターで、清水教授の下で実習室の見学や鋳造の体験をさせていただき、とても貴重な経験となりました。一口に鉄といっても、「色々なものに使われているメジャーな金属」程度にしか捉えていませんでした。しかし、日本の鉄加工の歴史や研究についてのお話を拝聴し、その奥深さに考えを改めさせられました。鋳造に限らず、今後のものづくりの技術の発展に興味と期待を抱きました。そして、私もその発展に携わることができるような技術者になりたいです。今回のインターンシップを通して、やはり自分の興味のあることや学びたいこと、そしてそれを行える設備が整っている室蘭工業大学で私も学び、専門的な知識を更に深めたいと改めて感じました。この度は貴重な体験をさせていただきありがとうございました。” “今回のアカデミックインターンシップでは、質問が大学の先生に対してダイレクトにでき、とても貴重な時間でした。また、進路活動に対する意識も大きく変わり、今までは「大学で勉強がしてみたい」といったような漠然とした考え方をしていましたが、実際に大学で何を学びたいのか、どのような職業に就きたいのか、といったような根本の部分をより意識して決定しなければいけないと思いました。そして、大学の設備やカリキュラム・得意分野について知ることが出来たので、進路決定する際にも大変役立つものとなりました。”と話していました。

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中! 環境学習しました。

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中!
 ~企業とのコラボレーションチャレンジ「土木工事と環境保全」について
 1年土木科の生徒が琴似発寒川において、土木工事と環境保全について学習しました。 近年、異常気象など平年から大きくかけ離れた天候により社会的に大きな影響をもたらしており、札幌市も例外ではありません。  
 土木工事の中でも河川工事は生態系、環境に与える影響が大きいため、工事の際は環境保全に配慮しなければなりません。  
 北海道技術コンサルタント様の技術士の方や本校卒業生、札幌市豊平川さけ科学館のご協力を得て、生態系や河畔林についてご指導をいただき、生徒達は環境保全の大切さと土木工事との関わりについて深く探求することができました。   
 生徒達は“身近な河川に色々な生物がいることを知り、生態系を考えた土木工事を計画しなければならないことを知った。” “生態系や河川に関わる工事について、専門的な知識を学ぶことができました。”  “今回の環境学習では、実際の工事や設計、計画について、専門的な授業をうけることができ、大変良かったです。”  ”今回の環境学習で思ったことは、ただ川の工事をするといっても、始めるまでには生態調査や水量、基準の水位など様々な計算をして、最終的には人々の安全を守りながら元々いた生物にも配慮しなければならないことを知りました。土木技術者になった時に役立てたいと思いました。“と話していました。

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中! セルフブランディングプログラム~インターンシップについて~

 2年機械科が21日、2年土木科が23日に、札幌新卒応援ハローワーク様のご協力で「インターンシップでの心構え」についてご指導をいただきました。 生徒達はインターンシップを控えて、働くことの心構え・基本マナー・安全教育等を理解し、意識を高めることが出来、有意義なインターンシップとなる準備が整いました。
 また、ロールプレイを交えて、挨拶・身だしなみ・言葉づかいはもちろんのこと、面接試験にも役立つような各種対応方法を学びました。
 生徒達は“インターンシップへの心構えが出来てよかった。” “今後の就職活動にも役立つ内容で大変勉強になりました。” “今まで間違って覚えていた内容があり、今回ご指導いただいたことで、相手に対して失礼にならなくて良かった。” “来年の就職試験の時も、また詳しく教えてほしい。”と話していました。

「専門高校フューチャープロジェクト」 まだまだ活動中! 先端技術講義~現場見学行きました~ 2023/7/19

 2年土木科の生徒が札幌建設業協会様のご協力で現場見学会に参加しました。今回の現場は①「北海道新幹線、札樽トンネル(銭函)」と②「仮称東屯田川橋(下部工)新設工事(その1)」を見学しました。
 ①は北海道新幹線の振函館北斗-札幌間の札幌方面最後のトンネルとなる札樽トンネル(L=26.230m)のうち、337.6km~341.6kmの本坑4000m並びに本坑までの斜抗478.9mの工事の約600m付近を見学しました。切羽(トンネル掘削の最先端)まで行き、実際に掘削している様子を見学することが出来ました。
 ②は主要道道札幌北広島環状線の一部区間である、屯田・茨戸通は骨格道路網の1つである「札幌圏連絡道路」として、他都市との連携を図るためのもので、今回は東屯田川橋の橋台を作る工事を見学しました。
 どちらの現場も、本校卒業生から現場の説明はもちろんのこと、意見交換も行いました。意見交換会では、社会人としての働くイメージをつかむことや、建設業界・企業・各職種への理解を深めることができました。
 女性技術者からは、“建設業は女性でも問題なく働ける場所です。高校在学中に取得出来る資格は頑張って合格すると、働いてからの苦労がへります。なかなか後輩が入ってきません。皆さんが入ってくれることを願っています。”等の在校生へのお言葉をいただきました。
 生徒達は“建設業への理解が深まり、働いてみたいと思いました。” “就職について考える機会になりました。” “完成したら、歩いて入ることの出来ないトンネルを見学できて良かったです。新幹線に乗って通りたいです。” と話していました。

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中!  企業等とのコラボレーションチャレンジ~琴似発寒川で生物が滞留できる河床整備について 2023/7/18

 3年土木科の生徒が、企業とのコラボレーションチャレンジである「河畔林と生態系の関連性が治水に及ぼす影響」の研究を進めています。
 本日は琴似発寒川において、河川管理者である北海道空知総合振興局 札幌建設管理部様と北海道技術コンサルタント様にご指導をいただきながら、治水と環境保全を両立した生物滞留空間の形成に取り組みました。
 生徒達は疑問点や今後の継続調査方法について活発に質問し探求を深めていました。今後は期間をおいて、今回実施内容の検証を進めます。

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中!  学校祭で「専門高校フューチャープロジェクト」取り組みを展示・実演しました。 2023/7/8

   学校祭の土木科展示コーナーにおいて、「専門高校フューチャープロジェクト」の取り組みを展示・実演しました。
 寒地無加温蔬菜栽培プロジェクト(ヒートパイプ・スマートビニールハウス(遠隔監視・制御))・もっちー広場活用プロジェクト・治水と生態系確保の両立の取り組み等についてのパネルとスマートハウスの展示と遠隔監視・制御システムの実演を行いました。
 札工生・保護者の方や来場の一般の方々へプロジェクトを広く普及することが出来ました。

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中!  先端技術講義~管路更生システム「SPR工法」出前授業と遠隔制御・監視システムの建設業への活用~ 2023/7/5

 土木科2年生が、積水化学北海道株式会社様・一二三北路株式会社様のご協力で管路更生システム「SPR工法」出前授業が実施されました。今回講義を受けた管路更正方法は、老朽化した下水管等を道路等を掘り返さず、既設管の内側に硬質塩化ビニル製プロファイルの更生管を製管し、既設管と更生管の間隙に特殊裏込め材を充填し、古くなった管きょを既設管・更生管 ・裏込め材が一体となった強固な複合管として蘇らせる工法です。

 最初に管路更正方法ついて本校の卒業生より講義をいただきました。技術説明の他に進路についての講話もいただきました。その後は、本校駐車場にて実演を行い、技術指導をいただきました。

 生徒達は、“掘削しないので工期が短縮できる。”“廃棄物も少ないのでSDGsで地球に優しい工法”“建設業について、色々な話を聞いたり、質問も出来て、来年の就職活動に向けてとても参考になった” と話していました。   

 また、出前授業終了後企業の方が、本校の実証実験ハウスを見学しました。安価な遠隔制御・監視システムを実際の現場で活用し、遠隔臨場・品質管理等について、デジタルツールをフル活用した現場管理の可視化・高度化について話し合いました。今後、出来るところから実証実験をスタート予定です。

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中! 北海道土木・建築未来技術展に出展しました~ 2023/6/14・15

 6月14・15日にアクセスサッポロにて開催された、北海道土木・建築未来技術展
(https://www.caft-exhibition.com/)に「寒地無加温蔬菜栽培プロジェクト」のヒートパイプとスマートビニールハウス(安価な遠隔監視・制御システム)等について、システムモデルの展示とシステムを設置している道内各地(札工ハウス・岩農ハウス・一般農家様等)のハウスの遠隔監視・遠隔制御実演を行いました。

 スマートビニールハウスについては、安価なシステムであり、数年にわたる実証実験をしており、実用化レベルまで達していることについて、評価をいただきました。また、クラウドベースのAI音声認識サービスを活用した音声コントロールについて、“ハウスの温度を聞きながら、他の事ができる。このながら作業なら、安全で実用的だ”と感想をいただきました。

 ヒートパイプについて、“ヒートポンプじゃないの?”というご質問を数多くいただき、技術や仕組みについてあまり一般的でなかったことを知り、今回の展示会によって多くの方々に、研究の成果や、ゼロカーボンに貢献することが出来るヒートパイプの原理等を普及することができました。

  説明役の生徒達は“これほど大きな展示会だと思っていなかった。多くの札工の先輩をはじめとする色々な企業の方々とお会いすることができ、大変勉強になりました” “自分たちの研究がSDGsやゼロカーボン北海道等、世の中で役立ちそうなので、更に研究を進め技術の向上をはかりたい” と話していました。

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中! ~先端技術講義~ICT建設施工出前授業実施しました~ 2023/5/31

 土木科2年生が、北海道開発局、国土地理院北海道地方測量部、札樽地区測量設計協会、日本建設機械施工協会北海道支部のご協力でICT建設施工出前授業が実施されました。3Dレーザースキャナ、GNSS、トータルステーション、VR、ドローン、ICT建設機械等の最先端の技術について講義と技術指導をいただきました。

 生徒達は、熟練技術者より指導をいただき、測量やICT施工等の専門的な知識を習得し今後の学習意欲の向上と、職業観の育成を図ることができました。  

 また、ハイデックス和島様の熟練技術者(本校卒業生)より、講話もいただき、生徒は“色々なアドバイスをいただき、就職活動への不安が解消した”  “最新の測量器械で学習することが出来た。測量の仕事についても興味を持ちました” “ICT建機を実際に体験することが出来て、大変勉強になった” と話していました。

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中!~トマトの定植とほうれん草の播種をしました~ 2023/5/18

 ハウスの夏支度をして、富良野緑峰高校のご協力をいただいたトマトの苗を断熱鉢等への定植と、ほうれん草の播種をしました。

 生徒は、“このハウスは簡単に遠隔監視と遠隔制御が出来るので、スマホで作物の栽培を成功させたい。”(冬期より栽培していたミニトマトを試食した生徒は)“あまくておいしい”と話していました。

 

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中! ~先輩より講話をいただきました~ 2023/5/12

    令和5年度卒業生講話を土木科1年生を対象に、エクシオインフラ(株) 石﨑様(H28卒)、岩倉建設株式会社 本田様(R2卒)、北土建設株式会社 野原様 佐々木様(R2卒)、杉原建設(株) 佐藤様(R2卒)、(株)福田水文センター 中町様(R2卒)、(株)山田組 村田様(R2卒)を講師にお招きして実施しました。

 講師の皆様より、現場の実体験や最新技術など実践的な内容や、高校生活の有意義な過ごし方を含めて講義をいただき、学習意欲の向上はもちろんのこと、地域産業の発展を担う職業人として必要な資質・能力の育成を図ることができました。

 生徒達は “在学中に卒業後に役立つ資格を取得したい。”  “卒業後の目標を定めるための貴重な機会となりました。”  “土日の休みも多くなってきているようで、建設業へのイメージが変わり、就職してみたいと思いました。” と話していました。

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中! 今年も「もっちー広場活用プロジェクト」始動しました。 2023/5/11

   「もっちー広場活用プロジェクト」が今年度も始動しました。

 3年土木科生徒15名が公益社団法人 日本技術士会北海道本部 社会活動委員会 技術者のミライ研究委員会の4名の技術士の方より、これまでのプロジェクトの流れや、子どもから高齢者まで多世代の人々が集い、楽しみ、愛着がもてる「みんなの広場」作りのため、全体計画及び設計・施工に関わる技術的課題や積算方法についてご指導をいただきました。

 生徒達は “土木科で学んだ技術を地域に役立てたい。” “技術士の方に専門的なお話をいただき、大変勉強になりました。” “地域の課題を解決し、未来へつなげたい。”と話していました。

 今年度も、学校、地域住民、企業等が連携し、生徒たちが主体的に学び、その成果を発信する場を充実させ、地域の課題解決や地域創生の実現に向けた取組をすすめ、地域と歩む持続可能な教育の実現を目指していきたいと思います。

 

 

 

 

 

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中! ~ほうれん草、収穫しました~ 2023/5/9

    ゴールデンウィークがあり、ちょっと大きくなりましたが、ほうれん草を収穫しました。

 今回は、ほぼ遠隔監視と遠隔制御で栽培管理をすすめました。

 温度管理については、日差しが強いときは、25℃以上にならないように、例年使用しているシステムで、問題なくすすめることができました。

 灌水については、PFメーターを活用し、生育状況にあわせた土壌水分管理をすすめました。PF値を基に水分量を決定し定期自動散水を行い、カメラによる遠隔監視より、生育状況を確認しながら水分量の調整をすすめました。

 本校の実証実験ハウスと、一般の農家様や岩見沢農業高校のご協力で、各種のデータを収集することが出来、システムの実用化段階が一歩進みました。

 

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中! ~水稲育苗ハウスの遠隔監視・制御システム設置しました~ 2023/5/1

    一般の農家様の水稲育苗ハウスに遠隔監視・制御システムを設置しました。

 自動車用バッテリーやソーラーパネルを利用し、カメラや各種センサー等の電源として運用し、ゼロカーボン北海道の実現に貢献できればと思っています。

 また、遠隔監視や遠隔制御にはスマホやタブレットが必要です。高齢の方の中には、操作が苦手な場合もあるので、今回は音声認識AIを活用し、対話形式で操作できるように農家様の自宅に機器を設置しました。

 “ハウスの温度は?”と話しかけると、“ハウス1は○○℃、ハウス2は○○℃・・・・・・”と返事が返ってきます。

 このシステムを活用することによって、省力化で、良好な生育へとつながることを期待します。

「専門高校フューチャープロジェクト」まだまだ活動中! ~ICT施工でグランド整備しました~ 2023/4/21

 2年土木科が、地崎道路株式会社様より、「ICT施工を用いたグランド整備について」の先端技術講義及び技術指導をいただきました。

 本校OBを含む熟練技術者の方々に、ICT施工について、始めに教室で、本日施工するマシンコントロール用の3次元設計データの作成実演や3次元データの利活用方法についての説明や、現場での体験談をいただき、熟練技術者と意見交換を行いました。

 その後、グランドにて技術指導(測量~3Dレーザースキャナー・GNSS・トータルステーション、 MC~マシンコントロール一式等)や建設機械の体験試乗を行いました。 

 生徒達は “今までの施工方法との違いが詳しく分かりました。最新技術は、以前より時間を短縮でき、誤差やミスも起きにくく、色々な面で工夫されていて感動しました。施工機械をあまり操作せずにセンサーでどこまで動かすかや、丁張りをかけずに、3Dレーザースキャナーやドローンを活用した測量等、多くの最新技術を取り込んで活用していてすごいなと思いました。また、説明だけではあまりわかりませんでしたが、実演や体験をすることでICT施工について深く理解することが出来ました。”“建設業についての印象がかわりました。”“土木が、これほどデジタル化が進んでいるとは思いませんでした。将来働いてみたいと思いました。”と話していました。

 施工完了後のグランドは、図面通りに、きれいに整備され安全・快適に体育の授業や部活動に使用することが出来るようになりました。